シーイン株は香港証券取引所での取引初週を終え、公募価格のHK$48.56を19%下回った。これにより、ファストファッション小売業者であるシーインの時価総額は約260億ドルからおよそ210億ドルに減少した。ブルームバーグが集計したデータによると、下落率は、香港上場企業のうち10億ドル以上を調達した企業の5営業日での下落率としては、百度(バイドゥ) の19.9%に次ぐ2番目の大きさだった。株価は月曜日に3.2%上昇し、IPO以来初めて上昇した。上場初日の取引では、一時10%下落していた。低調な株価推移の背景には、シーインの成長鈍化、収益性、関税、フルフィルメントコスト、規制圧力、マーケットプレイスモデルへの移行を巡る懸念がある。同社が発表した2026年第1四半期の損失は9900万ドルで、前年同期の3億9500万ドルの利益から赤字に転じた。一方、2025年の売上高の伸び率は8%と、2024年の21%から鈍化し、目標も下回った。ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、キャサリン・リム氏は、主な要因はシーイン固有の懸念だったと指摘した。越境電子商取引に対する市場全体の懐疑的な見方や、AI・ロボット企業への投資家の需要拡大も、株価への圧力を強めたという。