税関データによると、中国の8月の原油輸入量は2カ月連続で増加し、3793万トン(日量893万バレル)に達した。月間輸入量は7月を6.2%上回った一方、2025年8月比では23.4%下回った。6月には日量約710万バレルと、過去10年で最低の水準に落ち込んでいた。中国の製油所はロシア産ESPOやアルゼンチン産原油の調達を増やしたほか、中東からの供給も回復した。燃料輸出規制の緩和を受け、在庫の積み増しや製油所の稼働率上昇も進んだ。石油製品の輸出量は7月比29%増の約600万トンとなり、2025年8月の水準も上回った。別の市場推計では、8月の原油輸入量を日量約730万バレルとしており、税関ベースの数値との食い違いは解消されていない。中東情勢や海運を巡るリスクを背景に、アジアの買い手が供給源を分散する中、コンゴ産ジェノ原油を含む代替油種は上昇している。