アンソロピックが今秋予定する新規株式公開(IPO)では、最大1000億ドルを調達し、人工知能(AI)企業としての評価額が約2兆ドルに達する可能性があると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。一方、予測市場の動きは、IPO初日に時価総額が1兆2500億ドルを超えるかどうかについて慎重な見方を示している。Claudeモデル群を手掛ける同社は、米国上場に向けた書類を非公開で提出しており、近く目論見書を公表するとみられる。ただ、発行株式数と最終的な価格は明らかになっていない。アンソロピックは公益を重視する企業形態を採用しており、評価額や運営コスト、AI市場全体の動向を巡る疑問に加え、投資家の評価を複雑にしている。同社の直近の非公開資金調達では、2026年5月のシリーズHラウンドで650億ドルを調達した後、企業価値は約9650億ドルと評価された。