スペイン最大の仮想通貨取引所Bit2Meは、裁判所、警察、金融機関による仮想通貨の追跡、押収、保管、売却を支援する「Bit2Shield」を設立した。法的にはCryptoShield S.L.として登録されている。同部門は、ウォレットのデータを抽出して資産の所在を特定し、法廷で利用できる電子署名付きのフォレンジック報告書を作成するほか、詐欺の捜査、資金源の証明、警察官や裁判官、銀行向けの研修を行う。Bit2Meによると、2025年にはインターポール、ユーロポール、スペイン警察などの機関向けに、150万ユーロ(174万ドル)相当の押収仮想通貨を処理した。Chainalysisを使って資産を追跡した後、国のためにユーロへ換金したという。Bit2Shieldは、当局の命令に基づくマルチシグ対応コールドウォレットでのカストディや売却を手配し、売却代金はユーロで政府の銀行口座に送金する。Bit2Shieldは、欧州連合(EU)の暗号資産市場規則(MiCA)に基づく暗号資産サービスプロバイダーとして事業を運営することを目的としていない。換金は、スペインの証券規制当局から認可を受けたBit2Me傘下企業のBitcoinforme S.L.が担当する。同構想は、公共機関や銀行などの組織向けインフラ分野へのBit2Meの事業拡大をさらに進めるものである。