オートリブは、実物試験と並行して自動車メーカーが衝突性能や乗員の反応、潜在的な傷害メカニズムを評価できるよう設計された仮想試験プラットフォーム「人体モデル(HBM)セーフティスイート」の開発を進めている。トヨタは同システムの評価を始めた初の顧客である。同システムは、人間の解剖学的構造を詳細に再現したデジタルモデルと、分析・可視化・意思決定のためのソフトウエアを組み合わせている。オートリブは、規制や消費者向け評価プログラムで仮想手法の導入が進む中、2026年に自動車業界全体への提供を拡大する計画である。同社によると、このプラットフォームは開発初期に知見を得られるほか、より多様な乗員への保護を支援し、リードタイムを短縮するとともにコスト効率を高められるという。