アマゾンは初のポンド建て債の販売を開始した。取引を担当する3行によると、年限は3年、6年、12年、19年の4本である。初期の価格ガイダンスは、3年債が英政府債に対して約70ベーシスポイント上乗せとなる水準から、19年債が約110ベーシスポイント上乗せとなる水準までとなっている。6年債と12年債はそれぞれ、英国債に対して約90ベーシスポイント、105ベーシスポイント上乗せとなる水準が示されており、価格決定は水曜日後半に予定されている。今回の起債により、アマゾンの2026年の調達プログラムに英ポンドが加わる。同社はすでにユーロ、スイスフラン、カナダドルで過去最高額を調達しており、調達総額は800億ドルを超えている。ハイパースケール企業は、AI関連のデータセンター、半導体、エネルギーインフラ向け資金を多様化するため、複数の通貨で債券を発行している。一方、テクノロジー企業による起債ペースをめぐっては、ドル市場で投資家の受け入れ余力に懸念が生じている。アマゾンがポンド建ての収入を得ていることに加え、英国の年金基金や保険会社にアクセスできることが、今回の取引の自然な根拠となっている。