カルダノ財団とブラジルのブロックチェーン企業Blockforceは、ブラジルの輸出業者による50万件超の記録をカルダノ上にアンカーする、サプライチェーン検証システムを立ち上げた。ラテンアメリカ最大のファッション複合企業Azzas 2154が最初の大規模導入企業であり、6200社を超えるサプライヤーから調達する皮革の追跡にプラットフォームを利用している。本番環境ではすでに9万5000件を超える請求書が処理された。システムは商業データと公開検証を分離している。サプライヤーの身元、契約条件、価格は、アクセスを制限した企業向けブロックチェーンである許可型Hyperledger Fabricネットワークに保管する一方、カルダノには、権限を持つ監査人が機密情報を閲覧せずに記録を検証できる暗号学的証明を保存する。BlockforceのuVerifyバッチ処理プロトコルにより、記録1件当たりのアンカー費用は92%削減された。両社が契約した取扱量は2030年までに650万件で、自動車および医薬品のサプライチェーンへの拡大も計画している。システムは、EUの森林破壊規則や企業のサステナビリティ報告要件によるコンプライアンス圧力に対応する。これらの規則・要件では、欧州市場で販売する企業に対し、製品が森林破壊と結び付いていないことを文書で示すよう求めている。カルダノにとって今回の導入は、パイロットや概念実証プログラムを超え、本番規模での企業利用事例を提供するものだ。一方、計画されている拡大では、より複雑な規制・文書要件を持つ分野でプラットフォームが試されることになる。