PwCドイツ・メルク・Hashgraph Group、カカオ追跡システムを試験運用

  • Hashgraph Group、メルクKGaA、PwCドイツは、ヘデラ上でカカオのトレーサビリティーを試験運用している。
  • 2026年12月30日から、規則(EU)2023/1115に基づく大規模・中規模事業者の順守が始まる。
  • 第9条は生産区画の地理位置情報を求め、M-Trustは製品を認証し、TrackTraceはスキャンを記録する。

Hashgraph Group、メルクKGaA、PwCドイツは、現物の認証スキャンとヘデラネットワークに書き込まれた記録を連携させるカカオのトレーサビリティーシステムを試験運用している。メルクのM-Trust技術はスキャンした製品が本物かどうかを検証し、Hashgraph GroupのTrackTraceは認証イベントをタイムスタンプ付きで記録する。このシステム自体は、欧州連合(EU)の森林破壊規則が求める農場単位の地理位置情報を作成するものではない。 大規模事業者と中規模事業者は2026年12月30日から、零細・小規模事業者は2027年6月30日から、規則(EU)2023/1115を順守しなければならない。カカオは対象となる7品目の1つである。同規則はすべての生産区画の座標情報を求めており、4ヘクタールを超える区画には境界ポリゴンも必要となる。また、加盟国は事業者のEU域内年間売上高の少なくとも4%を上限とする罰金を科すことができる。 発表ではカカオ企業の名前は明らかにされておらず、取扱量、農場数、費用、実証実験後のスケジュールにも触れていない。今回の発表は、顧客名が明かされないまま2月以降に発表されたパスポート・プラットフォーム関連の3件目で、メルクKGaAが関与する案件としては2件目となる。提携各社はこのシステムを、より幅広い来歴確認とコンプライアンスの基盤として位置付けている。ただし、食品は持続可能な製品のためのエコデザイン規則に基づくEUのデジタル製品パスポートの枠組みの対象外である。

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