ライフコーポレーションは、北陸を地盤とする食品スーパー、アルビスに対し、最大263億円(約1億7090万ドル)の株式公開買い付け(TOB)を実施し、買収する。買い付け期間は9月9日から11月10日までで、買い付け価格は1株3780円。9月8日のアルビス終値2500円に対するプレミアムは51%となる。買収提案を受け、アルビス株は9月9日、投資家が買い付け価格を織り込む動きから東京市場でストップ高買い気配となった。ライフコーポレーションは696万6769株の取得を目指し、最低応募株数はアルビスの発行済み株式の60%に当たる417万1200株とする。アルビスの取締役会は取引を支持し、株主に応募を推奨している。ライフコーポレーションはアルビスを完全子会社化する方針で、その後、アルビスは東京証券取引所プライム市場から上場廃止となる見通しである。今回の買収はライフコーポレーションにとって同業スーパー運営会社の買収として初めてとなり、アルビスの地盤である北陸・中京に事業基盤を広げることになる。ライフコーポレーションの東京圏・近畿の事業との地理的な重複は少ない。両社は共同調達、物流の統合、決済システム、人工知能(AI)施策を通じ、規模の経済の実現を目指す。今回の取引は、人口減少や高齢化、運営コストの上昇、ドラッグストアやディスカウントストアとの競争に直面する日本のスーパー業界で進む、より広範な再編の流れに加わる。