ポンドは0.12%安の1.3529ドルとなった。英中銀のアンドリュー・ベイリー総裁が議会で、英国経済は景気後退に向かっていないと述べる一方、インフレリスクは上振れ方向に傾いていると指摘したためである。英中銀は金融政策委員会(MPC)の6対3の票決で政策金利を3.75%に据え置いた。政策金利は少なくとも2027年半ばまで維持されると見込まれているが、政策運営は今後のデータ次第となる。ロイターが65人のエコノミストを対象に実施した調査では、全員が9月17日の会合での変更なしを予想した。年末時点でも変更なしと予想したのは57人で、8人は4.00%への利上げを見込んだ。ベイリー総裁は、原油高が長期化すれば、賃金や幅広い物価を通じて二次的な影響が生じる可能性があると述べた。英中銀が挙げるリスクには、生産性の低迷、高齢化、関税に伴う貿易ショック、人工知能(AI)関連のバリュエーション調整が含まれる。AI関連のバリュエーション調整により、GDPが最大2.2%押し下げられる可能性がある。