Copper CEO退任、売却協議は4カ月目 買収提案は2億ドル近辺か

  • カストディ企業Copperの買い手探しのさなか、アマー・クチナド氏が退任した。
  • Copperの売却希望価格は5億ドルで、買収提案は2億ドル近辺に達すると報じられている。
  • Copperは買い手も売却合意も発表していない。

デジタル資産カストディ企業Copperの買い手探しが4カ月目に入るなか、アマー・クチナドCEOが退任した。カンター・フィッツジェラルドが売却を仲介しており、Copperの売却希望価格は5億ドル、買収提案は2億ドル近辺と報じられている。買い手は公表されておらず、Copperも売却合意、希望価格の見直し、クチナド氏の後任を発表していない。クチナド氏は、創業者のドミトリー・トカレフ氏がCEO職を退いた後の2024年10月に就任した。Copperは最近、エリン・チェリー氏を最高コンプライアンス責任者に、ショーン・ボーエン氏を最高執行責任者に任命した。2018年創業の同社は、機関投資家向けカストディ、担保管理、決済サービスを提供している。サービスにはClearLoopも含まれ、顧客は資産をカストディに置いたまま、参加取引所で取引を決済できる。顧客としてBitfinex、クラーケン、コインベースなどを挙げている。Copperは2021年、約25億ドルの評価額で最大5億ドルの調達を目指していたが、現在報じられている売却希望価格はこれを下回る。同社は約2億8600万ドルを調達し、2023年には売上高2060万ドル、損失6100万ドル、現金準備1億900万ドルを報告している。また、香港で信託カストディサービスプロバイダーのライセンスを保有する。銀行や規制下のデジタル資産企業がカストディ事業を拡大するなかでの売却プロセスとなり、戦略的な買収関心と競争の双方が強まっている。

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