イランは、米国が一夜のうちにイランの石油タンカー5隻を破壊または沈没させたと発表したことを受け、ホルムズ海峡周辺で米国船舶2隻と石油タンカー8隻を含む10隻を攻撃したと明らかにした。この相互攻撃は、開戦から6カ月が経過した戦争で、船舶を巡り公表されたものとしては最大規模の攻撃の応酬となった。中東のエネルギー供給への懸念から、ブレント原油は7月以来初めて1バレル=100ドルを上回った。 イスラム革命防衛隊は、ヨルダン東部アル・アズラク近郊にある米軍使用基地に弾道ミサイルも発射したと発表した。ヨルダンによると、防空システムは20発中18発を迎撃し、残る2発は無人地域に落下して死傷者は出なかった。米政府高官は、攻撃は効果がなく、米軍関係者全員の無事が確認されたと述べた。 船舶関連の事案では、ドバイ沖の「ヘラクレス・スター」で乗組員1人が死亡し、別の1人が行方不明となった。また、200万バレルの燃料油を積んだ「ニュー・アンドロス」は、イラク領海内でドローン攻撃を受けたと報告された後、火災が発生した。イランは、さらなる攻撃に対する報復を激化させると警告した。トランプ大統領は、テヘランは米国による追加の経済的圧力に耐えられないとして、戦争は11月3日の米中間選挙直後に終結すると予測した。ただ、交渉の可能性は残っているとも認めた。