チャイム・ファイナンシャルは、長年の銀行パートナーであるストライド・バンクを現金5億9000万ドルで買収し、買収完了後に同行をチャイム・バンク N.A.へ改称するとともに、完全子会社として運営する。今回の取引により、ストライドが保有する国法銀行免許と銀行インフラを社内に取り込むことになり、チャイムは口座運営、商品開発、資金調達、融資事業の拡大計画をより強く管理できるようになる。 チャイムは、スポンサー銀行への手数料削減、融資商品の拡充、調達コストの低下により、1億ドルを超える純シナジーを見込んでいる。規制当局の承認を前提に、2027年上期の取引完了後、ストライド傘下に銀行業務を集約する計画である。一方、デビットカード手数料の上限規制を定めたドッド・フランク法のダービン修正条項の適用を免除され続けるため、当面は資産を100億ドル未満に維持する方針だ。 チャイムは第3四半期の売上高見通しを7億500万ドルに引き上げ、通期予想も27億6000万〜27億7000万ドルに上方修正した。水曜午前の取引で同社株は7%上昇した一方、もう一つの銀行サービス提携先であるザ・バンコープの株価は18%下落した。パイパー・サンドラー、ウィリアム・ブレア、エバーコアISI、ウルフ・リサーチのアナリストは、今回の買収によってチャイムの収益性が改善し、イノベーションを後押しするとともに、顧客との関係が強化されるとの見方を示した。