韓国の決済代行会社コアムペイメンツとトス・ペイメンツで決済情報が流出した可能性のある事案がそれぞれ発生したことを受け、金融監督院(FSS)は両社に対する正式な立ち入り検査を開始した。コアムペイメンツによると、攻撃は8月30日午前8時13分から9月1日午前5時34分まで続き、9月2日午前8時に発覚した。同社は、流出した可能性のある情報にカード番号、有効期限、生年月日、カード暗証番号が含まれる可能性があると説明したが、正確な範囲はなお調査中である。トス・ペイメンツは、自社システムがハッキングされたのではなく、同社のPGサービスを利用する加盟店が保有していた決済情報が流出したと説明した。流出した情報には購入者の氏名、マスキングされたカード番号、承認番号、伝票単位の決済情報が含まれていたが、それだけで決済や取り消しに利用することはできないという。トス・ペイメンツは流出経路を遮断し、影響を受けた顧客に通知したほか、不正決済は確認されていないと明らかにした。FSSは、IPアドレスの追跡から中国との関係が示唆されたものの、IP追跡を回避する手法が使われたため、攻撃者の国籍は特定できなかったとしている。調査では、これまでに報じられた数万件規模の情報流出も対象となる。そこには、韓国のほぼ全てのカード会社に関連するデータも含まれており、流出経路やセキュリティー対策、二次被害の可能性についても調べる。