AIデータセンターがDRAM、NAND、高帯域幅メモリーの需要を押し上げる中、メモリーチップが半導体業界の売上高に占める割合は現在、50%〜55%に達している。過去はおおむね20%〜30%だった。サスケハナのアナリスト、メフディ・ホセイニ氏は、世界の半導体売上高が今年、おおむね1.5兆ドルに達し、メモリーが最大の成長けん引役になると予想している。DRAM価格は第3四半期に50%、第4四半期に20%上昇する一方、NAND価格はそれぞれ60%、25%上昇すると見込む。9日のニューヨーク市場ではメモリー関連株が上昇し、マイクロンは2.8%高、サンディスクは1.5%高、SKハイニックスの米国預託証券(ADR)は7.1%高となった。トレンドフォースは、主要クラウドプロバイダーの設備投資に占めるDRAMとNANDの割合が今年47%、2027年には68%に達すると予想している。オムディアは、メモリーが2026年に半導体売上高の半分超を占めると予測する。マイクロンのDRAM売上高は暦年の第2四半期に65.5%増の360億ドルとなり、同社はHBM4の大量出荷を開始した。もっとも、事業拡大にはメモリー業界に従来から付きまとう好況と不況の循環や、中国のCXMTとの競争激化がリスクとして残る。