RBI、FCNR(B)預金流入で余剰ルピー流動性吸収 FXスワップ活用

  • RBIは、FCNR(B)制度によって生じた余剰ルピー流動性を吸収するため、USD/INRの売り・買いスワップなどを活用している。
  • 銀行は8月31日までに当初目標の800億ドルに対し1363億8000万ドルを調達し、9月と10月に満期を迎えるスワップは約7億ドル規模と推定されている。
  • ムーディーズは、3〜5年の預金が資金調達の安定性を高める一方、借り換えリスクや満期集中リスクを生むと指摘した。

インド準備銀行(RBI)は、2026年6月8日に始めたFCNR(B)預金と対外商業借入の呼び込み策への流入額が、8月31日までに当初目標の800億ドルを大きく上回る1363億8000万ドルに達したことを受け、USD/INRの売り・買い外国為替スワップなどを使って余剰ルピー流動性を吸収している。ムーディーズは、3〜5年の預金が銀行の資金調達と流動性を強化し、高コストのホールセール調達への依存を低下させ、上昇する貸出金・預金比率の抑制に寄与する可能性がある一方、借り換えリスクや満期の集中リスクを生むと指摘した。RBIは8月31日に制度を前倒しで終了し、余剰流動性の推計が約9.7兆〜15兆ルピーに達する中、約7兆ルピーの吸収を目標としている。銀行は9月3日、現金準備率の引き上げよりも一時的なFXスワップを優先するよう中央銀行に要請し、RBIはその後、9月と10月に満期を迎える約7億ドル規模と推定されるスワップを実行した。

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