リンギット、ブレント原油100ドル超で下落 米インフレ指標控え

  • ブレント原油が1バレル100ドルを超えたことで、リンギットは米ドルに対して下落して取引を終えた。
  • リンギットは1ドル=4.0670/4.0720リンギットで引け、火曜日の4.0605/4.0640リンギットから下落した。
  • 米CPIは金曜日に発表され、その後、FOMCが9月15~16日に開かれる。

マレーシア・リンギットは水曜日、ブレント原油が1バレル100ドルを超えたことで、米ドルに対して下落して取引を終えた。エネルギー価格を背景とするインフレにより、米連邦準備制度と日銀が金融引き締め姿勢を維持するとの懸念が再燃した。リンギットは1ドル=4.0670/4.0720リンギットで引け、火曜日の4.0605/4.0640リンギットから下落した。朝方には4.0560/4.0635リンギットまで上昇していた。米国、イスラエル、イランが関与する紛争が引き続き市場を動揺させるなか、ブレント先物は1.4%超上昇して99.37ドルとなり、その後100ドルに達した。バンク・ムアマラット・マレーシアのチーフエコノミスト、モハド・アフザニザム・アブドル・ラシド氏は、金曜日に発表される米消費者物価指数(CPI、消費者インフレの指標)が重要なデータになると指摘した。8月の総合インフレ率は3.4%、コアCPIは2.4%と予想されている。市場では、9月15~16日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、今月の米連邦準備制度による利上げの確率をおよそ60%と織り込んでいる。日銀の会合は9月17~18日に予定されている。米国債利回りの上昇に加え、3カ月物国庫短期証券で3.80%、6カ月物で3.89%となった入札利回りも、金融引き締め観測を強めた。円は先週初めからほぼ4%上昇し、1ドル=約153.5円となった。日銀が25ベーシスポイント利上げするとの期待、日本の海外資金が還流する可能性、円高を求める米国の政治的圧力が円を支えた。マレーシア・リンギットはユーロ、ポンド、円、主要東南アジア通貨に対しても下落した。アナリストらは、原油価格と利回りの上昇が短期的にドルのさらなる下落を抑える可能性があると指摘した。インフレ統計は、リンギット安が一時的なものにとどまるのか、それとも長期的な下落に発展するのかを判断する材料となる。

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