小麦価格、黒海リスクとウクライナ外交で1ブッシェル7.10ドルに下落

  • トレーダーがロシアのウクライナ侵攻を巡る黒海での攻撃と外交努力を見極める中、小麦価格は下落した。
  • 小麦価格は8月28日に7.70ドルまで上昇した後、1ブッシェル当たり7.10ドルと2週間ぶりの安値を付けた。
  • ロシアがウクライナの食料・物流インフラを損傷させる一方、ウクライナはノボロシースク近郊の標的を攻撃した。

小麦価格は1ブッシェル当たり7.10ドルに下落し、2週間ぶりの安値を付けた。トレーダーは、ロシアのウクライナ侵攻を終結させる外交努力と、黒海からの穀物輸出が引き続き受けるリスクを見極めている。価格は8月28日に7.70ドルまで上昇し、3年半ぶりの高値を付けていたが、供給懸念を利益確定売りが打ち消し、その後は軟化した。ロシアとウクライナは国際穀物市場で主要な参加国であり、港湾、倉庫、輸送網など農業インフラへの攻撃は、供給や国内の食料流通、輸出ルートを混乱させる可能性がある。ロシアはウクライナへのミサイル・ドローン攻撃を続けている一方、ウクライナもロシア国内で長距離ドローン攻撃を実施しており、黒海の港湾都市ノボロシースク近郊も攻撃した。ウクライナは過去にも同地の海軍基地や石油積み出しターミナルなどを標的としており、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は複数の施設が攻撃を受けたと述べた。トレーダーは、穀物関連インフラも損傷した可能性があるとの未確認情報に言及した。クレムリンは、米国が仲介する協議が近く再開されることを望むと表明し、開催地としてアブダビを希望すると明らかにした。これを受け、供給懸念は一部和らいだ。市場の変動率はなお高いものの、競合する黒海地域からの輸出が混乱すれば、米国産小麦の輸出機会が拡大する可能性がある。

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