メルツ独首相、EUの約2兆ユーロ予算案に数千億ユーロの削減要求

  • フリードリヒ・メルツ氏、欧州委員会が提案したEU予算案について数千億ユーロの削減を要求
  • 2028~2034年に約2兆ユーロを計上、現行の7年間の予算に比べ60%増
  • MFFの承認にはEU加盟27カ国の全会一致が必要、2026年末までの合意を目指す

ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、欧州委員会が提案した2028~2034年の約2兆ユーロ規模の予算案について、数千億ユーロの削減を求めた。現行の7年間の予算期間に比べて60%増となる案は、EU加盟国が国内歳出を削減している中では負担できないと指摘した。ドイツ、デンマーク、オランダ、オーストリア、フィンランド、スウェーデンは、すべての歳出分野で均衡の取れた削減を求めている。EUの長期予算枠組みである多年度財政枠組み(MFF)の承認には、加盟27カ国すべての全会一致が必要であり、メルツ氏と欧州理事会のアントニオ・コスタ議長は2026年末までの合意を目指している。コスタ議長は各国予算を守るため、EUの新たな歳入源を求めた。一方、メルツ氏は追加の共同借り入れを拒否し、競争力と防衛への支出拡大を訴えた。

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