カルシはネバダ州を巡る訴訟について、第9巡回区控訴裁判所に全員合議体による再審理を申し立て、3人の裁判官による合議体の判断を11人の裁判官に再検討するよう求めた。合議体は、ネバダ州のゲーミング規制当局がカルシのスポーツイベント契約を賭博として規制できると判断した。契約はスワップではなくスポーツ賭博に当たり、商品取引法(CEA)によってネバダ州の規則が排除される可能性は低いと認定した。カルシは、この判断が連邦法の優先適用を巡る巡回区間の判断分裂を生み、CEAの文言にも反すると主張している。また、デリバティブ取引所で取引される商品については米商品先物取引委員会(CFTC)が専属管轄権を持つと裁判所が認めながら、CFTCが承認したスポーツ契約について州による規制を認めており、判断には内部矛盾があると指摘した。ロビンフッドは別途、米連邦最高裁に裁量上訴申立てを提出した。ニュージャージー州もすでに、スポーツ予測市場に対する州の管轄権の有無を巡る審理を最高裁に求めている。第3巡回区控訴裁判所はこれまでにカルシ側に有利な判断を示し、スポーツ予測市場はCFTCの専属管轄下にあるスワップだと認定していた。法律専門家のダニエル・ウォラック氏は、今回の申立てについて、カルシが第9巡回区での法執行をけん制し、ロビンフッドが最高裁での迅速な審理とニュージャージー州の申立てとの併合を目指す、連携した戦略である可能性が高いと説明した。