マレーシア産パーム油先物は約1.3%下落し、1トン当たり4900MYRとなった。下落を続け、1週間ぶりの安値を付けた。マレーシア・パーム油委員会のデータで、8月の在庫が前月比7.48%増の282万トンとなり、8カ月ぶりの高水準に達したことが示されたためだ。輸出は7.5%減の129万トン、生産は1.39%増の182万トンとなり、供給過剰への懸念が強まった。大連とシカゴの食用油価格の下落やリンギット高も相場を押し下げた。食用油の買い付けが活発化したインドでは港湾が混雑し、貯蔵タンクが満杯となるなか、船荷の荷降ろしに最大10日かかっており、短期的な輸入需要を抑える可能性がある。中東情勢の緊張再燃を受けて北海ブレント原油が1バレル100ドルを超え、バイオディーゼル原料としてのパーム油の魅力を支えたほか、ボルネオ島とスマトラ島での乾燥した天候や火災、煙霧が東南アジアの収量への懸念を高めたことで、下げ幅は限定された。