NZドルは一晩で0.7%下落し、7月下旬以来の安値を付けた後、0.580ドル前後で下げ止まった。米ドルが上昇したほか、米連邦準備制度が来週利上げするとの観測が強まったことが背景にある。一方、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)のよりハト派的な見通しを受け、早期の金融引き締め観測は後退した。市場ではRBNZが10月に政策金利を据え置くとの見方が大勢を占めるが、12月の利上げはほぼ完全に織り込まれている。ニュージーランドでは8月に製造業の成長も鈍化し、企業は生活費の上昇圧力と中東紛争が活動の障害になっていると指摘した。NZドルは今週1%超下落しており、3週連続の週間下落に向かっている。投資家は経済状況とRBNZの政策方針を見極める手掛かりとして、BusinessNZのPMIと第2四半期GDPの発表も待っている。NZドルは豪ドルに対しても13年ぶりの安値近辺にあり、両中央銀行の金利見通しが異なることを反映している。