ファーウェイ、HBM不足深刻化で「Ascend 950DT」値上げ

  • ファーウェイ、「Ascend 950DT」の価格を25万人民元超に引き上げ
  • 「Ascend 950PR」と「Ascend 910C」の価格もそれぞれ8万人民元超、11万人民元超に上昇
  • ファーウェイ、一部アクセラレーターの納入は早くても2026年第4四半期と見込む

ファーウェイはAIアクセラレーター「Ascend 950DT」の価格を25万人民元(3万7255ドル)超に引き上げた。2カ月前の見積もりからの値上げ幅は20%から50%に及ぶと報じられている。3カ月前と比べておよそ60%値上がりしたとする報道もあり、価格は時期や契約条件、発注量によって異なることを示している。ファーウェイの「Ascend 950PR」と「Ascend 910C」も、それぞれ8万人民元超、11万人民元超に値上がりした。一部モデルの供給開始時期は、早くても2026年第4四半期に先送りされている。カンブリコンは発売予定の「690」の価格を20%から30%引き上げたほか、MetaXとIluvatar CoreXも同様の値上げに踏み切った。こうした動きの背景には、2024年12月に米国の輸出規制が発効し、中国の買い手がSKハイニックスやサムスン電子など主要サプライヤーから調達できなくなった後の高帯域幅メモリー(HBM)不足がある。世界的なAI需要が主要サプライヤーの2026年生産分の多くを吸収するなか、中国の半導体メーカーは、より高コストで信頼性の低い非正規市場の供給に頼りつつある。ファーウェイは中国の大手テクノロジー企業やAIインフラ構築企業を優先している。一方、DeepSeekは内モンゴルでファーウェイ製の最上位アクセラレーターを少なくとも16万台導入する計画だ。Iluvatar CoreXは、他の顧客向け在庫を振り向けることで、バイトダンスへのGPU出荷を倍増させ、10万台とした。

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