中国、第15次5カ年計画の金融改革方針発表 2030年・35年見据え

  • 中国は9月10日、中国人民銀行の金融強国化計画と改革計画、9つの行動方案、CSRCの資本市場の枠組みを公表した。
  • 中国人民銀行は2030年までに協調的な規制とリスク管理を実現し、2035年までに現代的で競争力と包摂性を備えた金融システムを構築することを目指す一方、CSRCは資本市場の8つの重点課題を示した。
  • 中長期投資家による今年のA株の買越額は6000億元を超え、CSRCによると、年初から8月末までに証券・先物取引を巡る調査は644件に上った。

中国は9月10日、第15次5カ年計画期間に向けた金融セクター改革の幅広い方針を公表した。中国人民銀行(PBOC)による金融強国化計画、改革・発展計画、9つの行動方案に加え、中国証券監督管理委員会(CSRC)がまとめた資本市場の包括的な枠組みが含まれる。PBOCの陸磊副総裁は、金融政策とマクロプルーデンス管理、すなわち金融システム全体のリスクを監視する枠組みを組み合わせた二本柱の枠組みにより、金融・金融システムの安定を支えると述べた。PBOCの計画は、2030年までに協調的な規制と的確なリスク防止を実現し、2035年までに高い適応力と競争力、包摂性を備えた金融システムを構築することを掲げる。CSRCの李超副主席は、資本市場の安定、市場制度の整備、法執行の厳格化、上場廃止、投資家保護、上場企業の質、インフラ、高水準の対外開放を含む8つの重点課題を示した。方針には、IPOや合併・買収(M&A)の対象範囲拡大、長期資金の強化、詐欺に対する法執行の実効性向上、世界水準の取引所、監督における人工知能(AI)の標準化された活用が盛り込まれている。

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