英イングランド銀行(中銀)とドイツ連邦銀行の元幹部であるジョン・カンリフ氏、ヨッヘン・メッツガー氏、ロン・ベルンセン氏が、Fnalityの英国および欧州のガバナンス機関に加わった。ブロックチェーンを基盤とする大口決済会社Fnalityは、ポンド建てシステム以外への事業拡大を目指している。イングランド銀行の元副総裁であるカンリフ氏は、Fnalityの英国取締役会の会長に就任する。ドイツ連邦銀行で決済部門の幹部を務めたメッツガー氏は、Fnality Europeの監督委員会に加わり、同委員会の議長に就任する見通しである。オランダ中央銀行で監督および市場インフラ政策に携わったベルンセン氏も、同委員会に加わった。Fnalityの規制対象であるポンド決済システムは2023年に稼働し、大口決済に中央銀行の裏付けを持つ資金を利用している。同社はドル建てとユーロ建てのシステムについて承認を求めている。Fnalityは2025年9月にシリーズCで1億3600万ドルを調達し、2019年の創業以来の累計調達額は2億8000万ドルを超えた。同社は流動性管理、ステーブルコイン、トークン化預金向けのツールも開発している。銀行がデジタルマネーやトークン化のインフラで競争するなか、Fnalityのネットワークはトークン化証券の決済、外国為替取引、レポ取引に利用されている。