中国の乗用車輸出は年初から8カ月間で620万台を超え、前年通年の約600万台を上回った。8月の乗用車輸出は前年同月比67.1%増の約89万台となり、プラグインハイブリッド車と純電気自動車が伸びをけん引した。中国汽車工業協会のデータによると、商用車を含む8月の自動車輸出は101万台だった。国内の乗用車販売は、価格競争や景気減速、消費者信頼感の低下が需要を圧迫し、25.6%減の149万3000台となった。S&Pグローバル・レーティングは、競争力のある価格設定と車両品質が海外需要を支えるとして、年間の乗用車輸出が50〜70%増加すると見込んでいる。イラン戦争に伴うエネルギーショックに関連した燃料価格の上昇を受け、ガソリン車やディーゼル車の利用者の一部は電気自動車(EV)へ移行している。中国の自動車メーカーは欧州、ラテンアメリカ、アフリカ、東南アジアで販売や現地組立、製造を拡大している。国内需要の低迷と貿易障壁を背景に、各社は生産能力を海外へ振り向けている。