ドル・円は10月11日午後の東京市場で154円30銭前後と方向感に乏しく、前日の上昇を受けた利食いとポジション調整を背景に、154円21銭〜154円61銭の範囲で推移した。中東情勢の安定化期待が後退するなか、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油先物は1バレル=103ドル台に上昇し、米10年国債利回りは4.9%台に達したことで、ドルの支えとなった。154円台後半から155円にかけて輸出企業のドル売り注文が並び、上値を抑えた。ユーロ・ドルは1.16ドル台前半で軟調に推移する一方、ユーロ・円は他のクロス円とともに上昇した。市場では、中東情勢の展開と米経済指標が原油価格、インフレ期待、米国債利回りに与える影響が注目されている。