米生産者物価、8月0.4%上昇 利上げ観測強まり金相場の重し

  • 米労働統計局によると、8月の生産者物価は前月比0.4%上昇し、年間のPPI上昇率は5.4%に加速した。
  • エネルギー価格は4.2%上昇し、スポット金は1オンス当たり4351.28ドルまで0.8%反発したが、3週連続の下落に向かっている。
  • 市場では米連邦準備制度による利上げの確率が約70%となり、8月の消費者物価統計が待たれていた。

米国の8月の生産者物価は前月比0.4%上昇し、市場予想と一致した。7月の0.1%上昇から伸びが加速した。エネルギー価格が4.2%上昇し、財価格の1.1%上昇分の4分の3超を押し上げた。年間の生産者物価指数(PPI)上昇率は4.8%から5.4%に加速した一方、コアPPIは前月比0.2%、前年比4.6%上昇した。今回の統計を受け、米連邦準備制度が政策金利を0.25ポイント引き上げるとの見方が強まり、CME FedWatchでは確率が約70%となった。金相場の見通しにも下押し圧力がかかった。スポット金は前日に約2%下落した後、0.8%上昇して1オンス当たり約4351.28ドルとなったが、週間では2%超の下落、3週連続の下落となる方向にある。投資家は米労働統計局が発表する8月の消費者物価指数(CPI)を待っていた。原油価格が1バレル当たり108ドルに近づいていることや、ワシントンとテヘランを巡る地政学的緊張もインフレ懸念を強めた。それでも金への投資需要は堅調で、現物に裏付けられた金ETFには8月に180億ドルの純流入があり、保有量は過去最高の4189トンに達した。

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