欧州の天然ガス価格は9月に40%超急騰し、オランダTTF期近物は1メガワット時当たり79.64ユーロに達した。2023年初め以来の高水準である。TTF先物は利益確定売りを受け、金曜日に約2.5%下落したものの、週間では12.1%上昇し、5週連続で上昇した。英国の同等の契約は12.6%上昇した。カタールのラスラファンLNG複合施設は3月、イランによるミサイル攻撃で損傷し、輸出能力の約17%が失われた。カタールエナジーは、一部の納入について11月初旬まで不可抗力の適用を宣言している。世界のLNG輸送量の約20%が通過するホルムズ海峡では、米国の護衛下にある2隻の船舶が関与したとされる事案など、深刻な海運上の制約が生じている。欧州の貯蔵施設の充填率は約67%で、季節的な通常水準や、既存の記録で示された5年平均の84%を下回っていた。欧州中央銀行(ECB)は、エネルギー価格上昇に伴うコスト要因のインフレを理由に、預金ファシリティ金利を25ベーシスポイント引き上げ、2.50%とした。既存の市場報道では、ベンチャー・グローバル、シェニエール・エナジー、ネクストディケード、エクイノール、シェル、EQT、レンジ・リソーシズ、アンテロ・リソーシズ、コムストック・リソーシズ、エクスパンド・エナジーなどのLNG輸出業者やガス生産会社が、投資家の注目を集めている企業として挙げられている。