欧州中央銀行、インフレ高止まりで政策金利0.25%引き上げ

  • 欧州中央銀行は9月10日、3つの主要政策金利を25ベーシスポイント引き上げた。
  • 預金金利は2.25%から2.50%に上昇し、リファイナンス金利と貸出金利はそれぞれ2.65%、2.90%となった。
  • 8月の総合インフレ率は3.3%、エネルギー価格インフレ率は14.3%となる一方、コアインフレ率は2.4%に低下した。

欧州中央銀行は9月10日、3つの主要政策金利を25ベーシスポイント引き上げた。預金ファシリティ金利は2.25%から2.50%に、主要リファイナンス金利は2.65%に、限界貸出ファシリティ金利は2.90%にそれぞれ上昇し、9月16日から適用される。6月以降で2回目となる今回の利上げは、ホルムズ海峡周辺の戦闘に関連したエネルギー価格ショックの再燃を受けたものである。ユーロ圏の総合インフレ率は8月に3.3%、エネルギー価格インフレ率は14.3%に上昇した。米国とイランの応酬が激化するなか、北海ブレント原油は1バレル=100ドルを再び上回った。一方、基調的な物価上昇圧力は和らぎ、コアインフレ率は2.4%、サービスインフレ率は3.0%に低下した。欧州中央銀行のスタッフは2026年の総合インフレ率予測を3.0%に据え置く一方、2027年と2028年の予測をそれぞれ2.5%、2.1%に引き上げた。同行は、紛争によりインフレ率が長期にわたって目標を上回るとの見方を示した。また、同行のエコノミストは、1月から5月にかけてエネルギー価格インフレ率が上昇した要因の約90%をエネルギー供給要因が占めたと分析した。預金金利はなお欧州中央銀行が中立的とみなす範囲内にあり、景気を抑制するため追加利上げが必要かどうかは政策当局の判断に委ねられている。

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