ARKインベストは2026年9月9日、テクノロジー分野の投資配分を見直し、メタ株4万3091株を約2790万ドルで購入する一方、アルファベット株8万4392株を約2780万ドルで売却した。購入の内訳は、ARKK ETFを通じたメタ株3万8304株と、ARKWを通じた4787株。アルファベット株の売却は、ARKKを通じて7万2803株、ARKWを通じて1万1589株だった。メタ株は、メタ・スーパ―インテリジェンス・ラボが基盤モデル「Muse Spark 1.3」を使って開発したパーソナルAIエージェント「Muse」を発表した後、約7%上昇した。同社によると、Museは旅行の予約や買い物、メールへの返信が可能で、社内で「Hatch」と呼ばれるプロジェクトは、メタの利用者に「パーソナル・スーパーインテリジェンス」を提供するというマーク・ザッカーバーグ氏の構想を支える。メタはスウェーデンのAI企業Stilla.aiも買収し、今年のAIチップおよびインフラ支出は1300億ドルを超えると見込んでいる。アナリストは、Museについて重要な製品サイクルとなる可能性があると評価する一方、投資家が事業に大きな価値を付与するには、利用者の導入、エンゲージメント、収益化を実証する必要があると指摘した。ARKによるアルファベット株の削減には、同社のAIインフラ支出、AI人材の流出、株価下落を巡る懸念が反映されている。ただし、グーグル・クラウドの成長とテンソル・プロセッシング・ユニットの販売は、収益源となる可能性がある。この取引は、ARKが以前から進めてきたメタ株とバイオテクノロジー株へのシフトを拡大するものだ。ARKはこれまでに、ビーム・セラピューティクス、CRISPRセラピューティクス、インテリア・セラピューティクスを購入する一方、Tempus AIへの投資を削減している。