カカオ労組、分社化に反対 24.1%保有株主の動向が鍵

  • カカオ労組、カカオXとカカオAIへの分社化案に反対。
  • カカオは分割比率をカカオAIが0.36、カカオXが0.64と設定。
  • 労組は2027年1月1日を目標とするカカオ・インベストメントの合併に反対する方針。

カカオの労働組合は、投資・ポートフォリオ管理を担うカカオXと、人工知能(AI)を活用したサービスを提供するカカオAIへの分社化に反対している。労組は、分社化の必要性や現行体制で未解決となっている問題、分社化に伴うリスクを負う主体について、カカオの説明が不十分だと指摘している。従業員の配属、賃金、評価、福利厚生、勤続年数に関する書面での保証に加え、今後の組織再編やカカオXによる子会社再編の際の保護措置も求めている。カカオは純資産簿価を基準に、分割比率をカカオAIが0.36、カカオXが0.64と定め、既存株主には両社の株式を比率に応じて割り当てる。労組は、将来の上場や増資、両社間の取引によって株主価値が毀損する可能性がなおあると警告し、算定根拠とその後の再編計画の開示を要求した。労組は従業員と少数株主に対し、2027年1月1日の完了を目標とするカカオ・インベストメントの吸収合併に反対するよう呼びかけている。会社法上、発行済み株式の20%以上を保有する株主が反対すれば、株主総会を開かずに小規模合併手続きを進めることはできない。カカオの筆頭株主と関係者は24.1%を保有し、少数株主の保有比率は約60%に上るため、12月に開かれる臨時株主総会で特別決議が必要となる一連の再編において、少数株主の支持が重要となる。カカオは16日午後4時から、少数株主向けのオンライン説明会も開催する予定である。

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