欧州中央銀行(ECB)が預金ファシリティ金利を25ベーシスポイント引き上げ、2.50%としたことで債券市場への圧力が強まり、欧州国債利回りは金曜日も歴史的高水準近辺で推移した。ドイツ10年国債(ブンズ)利回りは3.505%に上昇し、2011年以来の高水準に迫った。フランス30年国債利回りは2003年以来の高水準に達した。エネルギー高によるインフレや構造的な財政圧力、金融引き締め的な借り入れコストが2026年後半まで続く可能性を市場参加者が見極めるなか、利回り上昇は5週連続となった。中東での供給制限や紅海でのフーシ派の活動を背景に、北海ブレント原油は1バレル=109ドルを上回った。一方、短期金融市場では年末までにECBが3回目の利上げを行う可能性が高いとの見方が織り込まれた。金融政策の影響を受けやすいドイツ2年国債利回りは3.181%に上昇した。前日は2カ月ぶりの大幅な1日下落を記録していた。欧州市場では、予想を上回る生産者物価指数(PPI)を受け、卸売物価上昇率が5.4%に加速したことが示された後、8月の米消費者物価指数(CPI)も待たれていた。