キオクシア・ホールディングス株は今年456%上昇し、代表的な日経225指数の構成銘柄で最大の上昇率となっている。日本のメモリーチップメーカーが米国で米国預託証券(ADS)を上場する準備を進めているためである。ヴォヤ・インベストメント・マネジメントの約140億ドル規模の「グローバル・人工知能」戦略でリード・ポートフォリオ・マネジャーを務めるセバスチャン・トーマス氏は、日本企業の質ではなく流動性が理由で、同ファンドは日本株に投資していないと述べた。同ファンドは日本の投資家から約50億ドルを集めているが、現在、日本株は保有していない。トーマス氏によると、5月に発表されたキオクシアのADS上場計画は、韓国のSKハイニックスが7月にナスダックへ上場した例を挙げ、投資家層を広げ、取引へのアクセスを改善する可能性がある。ヴォヤの同戦略はSKハイニックスとマイクロン・テクノロジーを保有し、キオクシアとアドバンテストについても調査している。住友三井DSアセットマネジメント傘下の同ファンドは、税引き前・分配金再投資ベースで、設定から今月で10年となるなか、累積リターン約600%を上げている。最大の保有銘柄はエヌビディアだが、投資先にはテクノロジー分野以外でAIを活用するイーライリリーなども含まれる。