UBSは、9件の同時現金公開買い付けを通じ、旧クレディ・スイスのシニアノート約79億3000万ドルの元本額を買い戻した。買い付けは9月2日に開始し、9月10日の期限後、9月14日に決済した。対象証券は米ドル、ユーロ、英ポンド建てで、満期は2033年まで、クーポンは最高9.016%だった。投資家の参加が強かったことを受け、UBSは買い付け対価の上限を40億ドルから約58億5000万ドルに引き上げた。UBSは「Any and All Offers」と修正後の「Maximum Purchase Offers」の双方で、応募された有効なノートをすべて買い付けた。今回の取引に先立ち、UBSは2025年11月に旧クレディ・スイスのTLACノートとシニア債約77億ドルを償還しており、累計の償還額は約156億ドルに達した。旧クレディ・スイス債の残高は、2023年の買収時の約900億ドルから約290億ドルに減少している。UBSは、引き継いだ債務と支払利息を削減しながら、資金調達と総損失吸収力(TLAC)を管理するため、買い戻しを活用している。報道によると、統合は2026年末までの完了に向けて順調に進んでおり、合併関連のコスト効率化は120億ドルを超える見通しである。UBS株を巡る報道は取引時間帯によって異なり、既存の取引情報では、前取引日の1.51%下落後に時間外取引で1.56%上昇した一方、新しい報道では、市場全体の動向を背景に発表前後で約2.8%下落したとされている。