ブラジル最高裁は、バンコ・マスターを巡る捜査記録数千ページの封印を解除し、汚職、マネーロンダリング、脱税の疑いでフラビオ・ボルソナロ上院議員を捜査した7月の記録も公開した。事件では、バンコ・マスターの元最高経営責任者(CEO)ダニエル・ボルカロ氏から、フラビオ氏の兄エドゥアルド・ボルソナロ氏とつながりのある米国拠点のファンドに約1200万ドルが送金された疑いが持たれている。元大統領のジャイル・ボルソナロ氏を好意的に描く映画「Dark Horse」の製作資金に充てる目的だったと報じられている。連邦警察は、バンコ・マスターを巡る詐欺の規模を約23億ドルと見積もっており、被害者とされる銀行顧客は約80万人に上る。今回の公開で、アンドレ・メンドンサ判事とアレシャンドレ・デ・モラエス判事の対立は深まり、ブラジル大統領選にも圧力が加わった。フラビオ氏は10月4日の選挙で、現職のルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ氏に挑む。両候補は全面的な捜査を求めており、最高裁は来週、デ・モラエス判事を捜査するかどうかを判断する予定である。