国際金融協会(IIF)によると、海外投資家は2026年8月、中国株から約35億ドルを引き揚げた。7月の流出額37億ドルとほぼ同水準だった。新興国全体のポートフォリオには、非居住者から113億ドルの純流入があったが、改定後の7月の249億ドル、2025年8月の359億ドルからは減少した。8月の流入額のうち、112億ドルを新興国債券が占めた一方、株式全体への流入は1億ドルにとどまった。中国株からの流出が、他地域の株式への流入で相殺されたことを示している。中国債券には2億ドルが流入し、7月の34億ドルの流出から転じた。IIFは、米30年国債利回りが約20年ぶりの高水準にあるにもかかわらず需要が続いたことについて、投資家が世界的な金利環境の追い風に頼るのではなく、新興国市場それぞれの投資妙味を選別していることを示唆すると指摘した。