インフレ・燃料・住宅ローン費上昇、トランプ大統領の中間選挙向け経済訴えに試練

  • 米国の8月インフレ率は前年比3.4%上昇し、前月比の物価上昇率は加速した。
  • 軽油価格は全国平均で1ガロン当たり6.05ドルと過去最高を記録し、前週の5.85ドルから上昇した。
  • 住宅ローン金利が上昇するなか、中古住宅販売件数は年率398万戸に減少した。

トランプ大統領と共和党は、中間選挙を前に新たな経済的圧力にさらされている。インフレや燃料費、借り入れコストが家計と企業を圧迫しているためである。消費者物価は8月、前年同月比3.4%上昇した。前月比の上昇率は7月の0.1%から0.4%へ加速した。卸売物価の上昇率も年率5.4%に加速し、7月の4.8%を上回った。軽油価格は1ガロン当たり6.05ドルと、全国平均で過去最高を記録した。中東で戦闘が再燃し、エネルギー市場が混乱するなか、米国の原油価格は100ドルを超えた。中古住宅販売件数は8月に2%減少し、年率398万戸となった。30年物住宅ローン金利の平均は6.76%に上昇し、14カ月超ぶりの高水準となった。新規失業保険申請件数は小幅に減少して20万6000件となり、解雇は歴史的な低水準を維持した。一方、原油価格が落ち着くなか、株式相場は回復した。物価上昇の長期化や購買力の低下、借り入れコストの上昇は、インフレ率が2022年のピークである9%を下回っているにもかかわらず、政権の経済政策を巡る訴えを難しくしている。

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