米軍はホルムズ海峡を通過する商船向けに推奨している護衛支援の通航枠を1日2枠に減らした。英フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。イランとの対立が長期化し、作戦面と財政面の圧力が高まっているためだ。米海軍の商船協力・指導部門(NCAGS)は、商船と連携する部隊で、海事当局に対し、この制限が9月初旬から適用されていると通知した。商船はこの時間帯の利用を義務付けられていないが、NCAGSは利用すれば利用可能な最大限の支援を受けられるとして推奨している。米軍は5月以降、イランによる攻撃を抑止し、湾岸を経由する原油輸送の混乱を抑えるため、海峡南側にあるオマーン沿岸を航行する商船に防空支援を提供している。イランは9月9日、海峡付近で10隻を攻撃したと発表した。報道によると、戦争開始以降で商船に対する最大規模の攻撃だった。イランは2月以降、約70隻の商船を攻撃した。海軍分析センター(CNA)の研究員ジョシュア・タリス氏は、米軍の先進的な軍用機の運用費は1時間当たり2万5000~7万5000ドルに上ると述べた。専門家によると、支援枠を減らしたのは、航路防衛にかかる長期的な費用を管理する狙いがある。