サウジアラビアの東西パイプライン停止により、ホルムズ海峡の原油輸送量減少、世界の在庫減少、中国による原油買いの再開が重なり、原油価格は1バレル=100ドルを上回った。ブレントは9月10日、6.34%上昇して107.63ドル、WTIは6.69%上昇して102.48ドルとなり、いずれも5月中旬以来の高値を付けた。一方、ドバイ原油は9月11日、週間上昇率が21%を超え、123.66ドルに達した。国際エネルギー機関(IEA)によると、世界の原油在庫は8月に9500万バレル、戦争開始以降は5億700万バレル減少した。中国の原油輸入は7月に22.1%、8月に6.2%増加し、3793万トンとなった。これにより、中東以外からの供給を巡る競争が激化している。韓国政府は、10月までに前年同期の原油調達量の90%超を確保したとしている。ただ、精製業者は12月積みの貨物を確保するなか、割高なプレミアムとタンカー運賃に直面している。