アケソ、イボネシマブで死亡リスク27%低下 肺がん第Ⅲ相試験

  • アケソは、イボネシマブを用いた第Ⅲ相HARMONi-2試験の全生存期間に関する結果を発表した。
  • イボネシマブの全生存期間中央値は30.8カ月で、ペムブロリズマブの22.6カ月を上回った。
  • HARMONi-2試験の結果は、9月15日にWCLCで正式な口頭発表が行われる。

アケソは、PD-L1陽性の局所進行または転移性非小細胞肺がん患者を対象に、1次治療としてイボネシマブとペムブロリズマブを比較した、無作為化二重盲検多施設共同の承認申請用第Ⅲ相HARMONi-2試験で、全生存期間に関する良好な結果が得られたと発表した。2026年8月20日をデータカットオフとした時点で、追跡期間中央値は36カ月、全生存期間のイベントは234件発生していた。ITT(intention-to-treat)集団では、全生存期間中央値はイボネシマブ群で30.8カ月、ペムブロリズマブ群で22.6カ月となり、ハザード比は0.73、死亡リスクは27%低下した(P=0.009)。解析には、事前に規定したO'Brien-Fleming型のα消費関数を用い、片側αは0.0141だった。事前に定めた統計的有意水準を満たした。扁平上皮がん、非扁平上皮がん、異なるPD-L1発現レベルなど、サブグループ全体で効果はおおむね一貫していた。なかでも、PD-L1 TPSが50%以上の患者で最も強い結果が示され、ハザード比は0.58だった。アケソによると、出血リスクの高い扁平上皮がん患者で出血リスクの明らかな増加は確認されず、新たな安全性シグナルも報告されなかった。HARMONi-2試験は以前、主要評価項目である無増悪生存期間を達成しており、無増悪生存期間中央値はイボネシマブ群で11.14カ月、ペムブロリズマブ群で5.82カ月、ハザード比は0.51だった。この適応症は2025年に中国で承認された。試験結果は、WCLCのレイトブレーキング・アブストラクトおよび公式プレスプログラムに採択され、9月15日には周彩存教授による正式な口頭発表が予定されている。アケソは、国際第Ⅲ相HARMONi-7試験で、PD-L1高発現NSCLCの1次治療としてイボネシマブ単剤療法とペムブロリズマブを比較していると説明した。同社は、イボネシマブについて、免疫腫瘍学と抗血管新生を組み合わせた二重の作用機序を持ち、肺がん以外の固形腫瘍を対象にも開発中だとしている。

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