米10年債利回りは月曜日、2023年10月以来の高水準に近い4.96%前後で推移した。投資家が米連邦準備制度の政策判断に備え、原油価格に起因するインフレリスクの再燃を見極める中での動きである。市場は水曜日に25ベーシスポイントの利上げが実施される確率を86%と織り込み、年内の追加利上げも予想している。金曜日に発表されたコアCPIは前月比0.3%上昇した。サウジアラビアがホルムズ海峡を迂回する代替輸出ルートである東西パイプラインを停止したことも、エネルギー価格をめぐる懸念を強めた。米財務省は直近の国債買い戻しで52億ドルの債券を買い戻した。買い戻し額は上限の60億ドルを下回り、応募額は約105億ドルだった。今回の国債売りが始まった局面では、10年債利回りが9月10日に4.943%まで上昇し、30年債利回りは5.37%に達した。これは2001年以来の高水準で、300億ドルではなく220億ドルの30年債入札は利回り5.308%で成立した。財政赤字に伴う借り入れ、住宅ローン金利の高止まり、世界的な金融引き締めも、長期国債への圧力を左右する中心的な要因であり続けている。