8月の米インフレ統計を受け、米連邦準備制度による利上げ観測が強まり、金価格は下落した。消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%、前年同月比3.4%上昇し、市場では次回の米連邦準備制度会合で利上げが実施される確率を85~90%と織り込んだ。金は利息を生まないため、金利上昇は一般に金価格を圧迫し、収益を生む資産に比べた魅力を低下させる。金現物は1オンス4355~4414ドルの範囲で変動し、予測市場では12月末までに1万5000ドルへ上昇する確率が低下した。米連邦準備制度の政策決定、地政学的動向、中央銀行の買い入れが、引き続き見通しを左右する主要因となる。