ロシアのデジタルルーブル、開始10日で約8万7000口座

  • ロシアは2023年に実利用者による試験を開始し、デジタルルーブルの本格導入に移行した。
  • 10日間で8万7000口座と約5万件の取引が記録された。
  • デジタルルーブルは引き続き利用が任意で、中央集権型かつ無利息であり、インターネット接続を必要とする。

ロシアのデジタルルーブルの本格導入は、2023年に始まった実利用者による試験を経て、2026年9月1日に始まった。開始から10日間で、デジタルルーブルの口座は8万7000口座開設され、約5万件の取引が完了した。ロシア中央銀行のナビウリナ総裁が9月11日に明らかにした。一部銀行では当初、ウォレット開設や決済に遅延が生じたが、大規模な苦情に至ることなく問題は解消された。デジタルルーブルは、仮想通貨ネットワークではなくロシア中央銀行のプラットフォーム上で運用される、中央集権型で利用が任意のロシア・ルーブルの第3の形態である。ウォレット残高に利息やキャッシュバックは付かず、個人間の送金と決済は現在無料である。通常の銀行口座からの月間チャージ上限は30万ルーブルで、加盟店には通常の決済で最大0.3%、住宅・公共料金の支払いで0.2%の手数料がかかる。現在はインターネット接続が必要で、オフライン決済は後の段階で導入される予定である。9月1日から、ロシアの大手銀行12行と条件を満たす小売業者はデジタルルーブル決済を受け付けることが義務付けられ、2028年までに対象企業がさらに増える。小売業者の適用基準を巡っては見解が分かれている。今回の報道では年間売上高120万ルーブル超とされている一方、以前の説明では1億2000万ルーブル超、約142万ドルとされていた。

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