アンソロピックのダリオ・アモデイCEOが最先端モデルの開発に自制を求めたことで、AIの安全性を巡る懸念が半導体株への売り圧力を再び強めた。フィラデルフィア半導体株指数は一時5.9%下落し、エヌビディア、ブロードコム、マイクロン、AMDが下落したほか、韓国でもSKハイニックスが大幅安となった。バンク・オブ・アメリカの半導体アナリスト、ビベック・アリヤ氏はこの売りをノイズと位置付け、AI関連の設備投資は2030年までに3倍となり、3兆ドルを超える可能性があると論じた。アリヤ氏によると、半導体株指数は予想利益の約19倍で取引されており、S&P500とおおむね同水準にある。一方、利益成長率は約7倍速く、同指数は2026年に入ってなお67%上昇しているという。AIによる収益が、半導体株のバリュエーションを支えてきたインフラ投資を正当化できるかを巡り、投資家の見方は分かれている。エヌビディアとAI顧客との資金調達関係にも懸念が集まっている。