インドの8月の消費者物価上昇率は、7月の4.45%から4.82%に上昇した。ロイター調査の中央値予想である4.80%を小幅に上回り、1月に始まった現行の統計系列で最高水準となった。食品インフレ率は5.52%から5.95%に加速した。弱いモンスーンの降雨でショウガ、タマネギ、ニンニクの価格が上昇したためである。運輸インフレ率も4.43%から4.60%に上昇した。衣料品、家庭用品、教育、外食サービスにも物価上昇が広がり、外食サービスのインフレ率は7.75%から8.41%に上昇した。HDFC銀行のサクシ・グプタ氏によると、食品と燃料を除くコアインフレ率は3.86%から4.2%に上昇した。インド準備銀行は先月、政策金利を5.25%に据え置いたが、会合議事録では、インフレの広がりが強まればサンジャイ・マルホトラ総裁ら当局者が利上げを支持していたことが示された。インド準備銀行は9月16日から1兆ルピー(104億7000万ドル)の国債を売却し、余剰流動性を吸収する。金融環境の引き締まりを示す材料がさらに増えることになる。1バレル108ドル近辺で推移するブレント原油先物は、石油需要の約85%を輸入に頼るインドにとって、なお主要なインフレリスクである。