S&Pグローバルは、パリを拠点とするデジタル資産市場データプロバイダーのカイコに戦略的投資を主導し、シリーズBの調達額を1億1000万ドルに拡大した。2021年以降の累計調達額は1億8700万ドルとなる。今回の資金調達には、2022年に実施した5300万ドルのシリーズBに続き、BNPパリバ、Bpifrance、ブロードリッジ、カントン・ファウンデーション、コインベース・ベンチャーズ、DRWベンチャーキャピタル、ナスダック・ベンチャーズ、カナダロイヤル銀行、ステラ、サスケハナ・プライベート・エクイティ・インベストメンツのほか、既存株主のアンセミス、ポイント・ナイン、レバイアが参加した。カイコは調達資金を中核となる市場データ事業の強化や、オンチェーン資本市場向けインフラの拡充に充てる。トークン化資産の商品開発を進める機関投資家には、継続的な価格、流動性、リファレンスデータが必要となる。今回の投資は、デジタル資産データ、指数、トークン化市場インフラを巡るS&Pグローバルとカイコの既存の協業を基盤とする。両社は共同ブランドの「S&Pカイコ・デジタル資産指数」シリーズも展開している。2014年創業のカイコは150超の取引所とブロックチェーンプロトコルをカバーし、世界の250超の金融機関、企業、規制当局にサービスを提供している。カイコは今回の投資に関する企業価値を明らかにしていない。