CATL、商用車向け「TECTRANS II」発表 航続距離最大1000km

  • CATLが商用車向けモジュール式バッテリープラットフォーム「TECTRANS II」を発表。
  • 「TECTRANS II」は航続距離最大1000キロで、25分で80%まで充電できる。
  • CATLとDHLグループが欧州の「グリーン・フレート・コリドー」整備に向けた覚書を締結。

寧徳時代新能源科技(CATL)は2026年9月15日、ドイツ・ハノーバーで開催されたIAA Transportation 2026で、次世代の商用車向けバッテリーソリューション「TECTRANS II」を発表した。モジュール式プラットフォームで、標準化されたバッテリーパックを組み合わせることにより、さまざまなエネルギー要件や積載量に対応でき、航続距離は最大1000キロに達する。eアクスルとセンタードライブのアーキテクチャに対応し、充電とバッテリー交換を切り替えて利用できる。 CATLによると、外形寸法、電気インターフェース、通信プロトコルを標準化することで、バッテリー技術やパック設計が進化しても、新型および既存の車両モデルとの互換性を維持できる。同社は、この方式により車両の開発期間を50%短縮し、研究開発費を60~70%削減できるとしている。バッテリーの重量エネルギー密度は170Wh/kgで、業界平均を約13%上回る。同じバッテリー容量で、約0.6トンの積載量を追加できる。メガワット級の急速充電を利用すれば25分で80%まで充電でき、全面タブ式・低インピーダンス設計により、システムの往復効率は96%に達する。 大型トラック向けに、CATLはこのバッテリーについて、容量70%を維持したまま12年間、150万キロの使用に耐えるよう設計したとしている。安全機能として、体重180キロの成人が1万回踏みつける試験をクリアした熱間成形スチールカバー、衝撃エネルギー1000ジュールに耐える底板、最大250キロニュートンの横方向圧壊強度と15年間の耐腐食性を備えた筐体を採用した。システムには、バッテリー管理システム(BMS)の制御系統の冗長化、絶縁不良箇所の特定技術、サイバーセキュリティー対策も含まれる。CATLとDHLグループは、欧州全域で「グリーン・フレート・コリドー」を整備するための覚書を締結した。2024年9月の合意を発展させたもので、OEMやその他のパートナーとともに、貨物輸送向けに専用設計した電気自動車の開発や実証導入にも取り組む。

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