iシェアーズ20年超米国債ETF(TLT)は月曜日、0.3%安の約80.63ドルとなり、過去最低を更新した。2020年の170ドル超のピークからの下落率は55%を超える。10年物米国債利回りは一時5.014%まで上昇した後、4.961%に低下した。5%台を試すのは2023年10月以来で、2007年7月以降では2回目にすぎない。 10年物利回りは年初の水準を80ベーシスポイント超上回り、米国とイスラエルがイランへの攻撃を開始する前の水準も1%ポイント超上回った。30年物利回りは月曜日午後に5.33%未満へ低下したものの、紛争前の水準をなお約70ベーシスポイント上回った。米財務省による買い戻しでも債券売りは止まらず、同省は10~20年物証券を約52億ドル買い戻し、7~10年物国債について最大40億ドルの追加買い戻しを予定している。 根強いインフレ、高止まりするエネルギーコスト、多額の政府借り入れ、財政赤字の拡大を背景に、主要国で利回りが上昇している。米国の政府債務残高は先月40兆ドルを超え、連邦政府の利払いは今年度に1兆2700億ドルに達した。指標利回りの上昇を受け、30年物住宅ローンの平均金利は6.76%に上昇した。イラン紛争が始まる前は6%未満だった。