米司法省、イラン産油関連の6100万ドル相当USDT没収請求

  • ニューヨーク南部地区の検察当局、10のトロンアドレスから6,119万2,367.59USDTの没収請求
  • Entity A、イラン産油収入とされる15億ドル超を受け取り、分配したもよう
  • テザー、2025年6月15日に8アドレス、同年7月26日に2アドレスを凍結

米検察当局は、10のトロンアドレスに保管された6,119万2,367.59USDTの民事没収を求めている。検察側は、これらのステーブルコインが、バイナンスの口座を通じて資金洗浄された制裁対象のイラン産原油販売収入であり、テヘランの軍事機構に利益をもたらすことを目的としていたと主張している。ニューヨーク南部地区の訴状では、Blessed Trust LimitedとHexa Whale Trading Limitedが、原油収入を仮想通貨に交換し、資金を自己管理型ウォレットに送ったフロント企業だとされている。捜査当局によると、「Entity A」と呼ばれる相互接続されたウォレット群は、イラン産油収入とされる15億ドル超を取り扱い、資金は革命防衛隊(IRGC)とつながりのある事業体やウォレット、イランの仮想通貨取引所に流れた。テザーは2025年6月と7月に10のアドレスを凍結しており、トークンをバーンした上で、FBIが管理するハードウェアウォレットへの移管に向け、代替のUSDTを発行するとみられている。バイナンスは被告ではなく、訴状も同取引所の違法行為を主張していない。同社は、コンプライアンス審査後にHexa WhaleとBlessed Trustを取引対象から外したと説明した。没収請求の内容は、裁判所の最終判断が下るまで、いずれも申し立てにとどまる。

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